オープニング/夜光のダンス 「27人が揃い踏みする壮観さで、インパクトを狙いました。リズムには『TOPS』の名前も入れて、印象的に」 (HIDEBOH) 「監督の発案で、タップを強調するために靴を光らせたいと。本番で27足分全部がうまく点灯できるかどうか、初日からずっと気がかりでした」 (小道具/榊さくら)
サクラ 「日本の代表曲に乗せて、桜の花のような妖艶さの中に、嬉しさや物悲しさを表現しました」 (HIDEBOH) 「髪の毛に桜の花をふわふわと散りばめて、MIKAを印象づけようと。動くとライティングに反射して、キラキラと見える、髪飾りを作りました」 (ヘアメイク/山北)
リパブリック賛歌 「アンニュイさの一切ない曲に、リズムをはっきり刻んだ元気はつらつとしたタップで、観客に改めてご挨拶する意味を込めました。作中、ずっとぎこちなかったJUNとRYUICHIの関係も、この曲でほどけていく。最終的に“一緒にやるか!”という気持ちの伏線が入っています」 (HIDEBOH)
サンバ 「サンバってリズム性が高いので、細かいリズムをたくさん入れて、アンサンブルで表現しました。MAKOTOを迎えてからは、みんなでユニゾンを踊る。夏の明るいイメージの中、落雷から雨が降り始めるストーリーは“苦あれば楽あり”という監督の人生観と捉えました」 (HIDEBOH)
ウォーターダンス 「タップダンスで雨と言えば、ジーン・ケリーの『雨に唄えば』(52)が有名ですが、傘を差して避ける日常の雨とは違い、非日常の中では童心に帰るというのか。雨の気持ちよさに、水と遊ぶようなピュアさを、ステップで出しました」 (HIDEBOH)
オータムワルツ 「秋という季節に男女の駆け引きをかけて、三拍子のワルツに、タンゴ風のタップで表現しました。JUNとRYUICHIには踊りの変化を表現してもらいました」 (HIDEBOH) 「一人ひとり個性のある、タップの音にしたかった。男女の踏み方の違いがうまく出た曲だと思います」 (録音/舛森)
フラメンコ 「正直、一番時間のかかった楽曲です。ソロのMIKAはお芝居も絡んでいたので、大変だったと思います。ただ踊ればいいだけではない上に、ステップが細かく、ボリュームもあって。でも妥協せず、フラメンコの情熱を、彼女らしくセンシティブに表現してくれました」 (HIDEBOH)
セクシー 「渡が突然かけた短い曲の中、MIKAのキャラクターがよく表れています」 (HIDEBOH) 「監督から『“ちょっとだけよ”的な音楽を』とリクエストされた時は、ピンと来なかったのですが(笑)、完成作を観て“なるほど!”と。監督のお茶目なところ、意外性があって好きです」 (音楽/佐藤)
摩天楼のダンス 「監督のリクエストで、憧れの街・ニューヨークを舞台に、世界中からやって来た人たちが、ステップを通して仲間になっていきます」 (HIDEBOH) 「冒頭のトランペット・パートは、監督のアイデア。自分の思っていた以上により良いものになり、ワクワクしました」 (音楽/佐藤)
ロマンティックウィンター 「摩天楼から続き、ニューヨークが舞台。監督のオーダーは『街を包み込む雪を、背景ではなく人間を雪の精に見立てて表現できないか?』というものでした。雪の精になった女性ダンサーたちがMAKOTO を取り囲み、MGMミュージカルのような夢の世界をストレートに作りました」 (HIDEBOH)
感動のダンス 「3分30秒間の長めの曲ですが、一切休みなしで!と、監督の要望を受けました(苦笑)」 (HIDEBOH) 「観客の前で踊った時の録音に、普通なら出ないような息や声が、微かなボリュームで残っていました。思わず漏れた声には、アフレコでは作れない凄みがありました」 (録音/舛森)
フィナーレ 「70名近い大人数で、パワフルに、喜びのダンスを踊る。ありがちなシチュエーションだからこそ、振付師のプライドとして形を揃えたかった。リズムやステップも、世界中の誰が見ても、高いクオリティを目指しました。ダンサーのみんなを誇りに思います」 (HIDEBOH)