『TAP THE LAST SHOW』

十数年前、舞台の事故により一人の天才タップダンサーが姿を消した。今では傷めた足を引きずり、酒におぼれる孤独な男・渡真二郎(水谷豊)。彼の元にある日、旧知の劇場から「ラストショウ」を演出して欲しいという依頼が舞い込む。渋々連れてこられたオーディション。何人もの靴音の中、原石のように輝く"音"に出会う。そして、彼の中で止まっていた時間が、静かに動き出すのだが...。

タップダンスそれは足音で奏でる極上のエンターテインメント。そこには言語の壁も、文化の壁も超えた、圧倒的で純粋な感動がある。だが、ショウビジネスの世界はダンスだけでは食べてはいけない厳しい現実もある。この光と影を一つの物語に紡ぎだしたのが、水谷豊。40年想い続けたタップの夢を初監督という挑戦とともに、一本の映画として完成させた。舞台に立つ若手ダンサーは大規模なオーディションによって選び抜かれた本物のダンサーたち。タップダンス振付・監修を務めたのは日本のタップシーンを牽引するHIDEBOH。さらに、日本映画最高峰のスタッフとキャストが集まった。「ショウ」と「映画」、いま新たな「世界」が生まれようとしている。